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11年前のお手紙とバロンのこと


母が一通の手紙を用意していました。
 
「バロンの病院の先生からのこの手紙読んだかな?」と。
 
読んでないよー!と妹と私は驚きました。笑
11年経ってから読むことになるなんて。
でも今、読むべき手紙だったのかなと思います。
 
バロンがやってきたのは妹と私が犬を飼いたいねと
ペットショップに行ったのがキッカケでした。
 
ずっと犬を飼いたかったけれど
母は子供の頃に犬に噛まれてから犬が苦手で飼ってもらえませんでした。
 
妹と私はどうしても飼いたくなりいろんなペットショップをまわりました。
犬種はゴールデンかラブラドールがいいねと話してました。
 
最後に行ったペットショップにバロンがいました。
それがバロンとの出会いでした。
 
もうとっても可愛いくて妹と2人でかわいいー!と大はしゃぎしました。
 
抱っこさせてもらった時のあの感触、今でもハッキリと覚えています。
もう本当にとっても可愛かった。
 
ペットショップでいろんなゴールデンの仔犬に会ったけれど、
この犬がいいね!と妹と私と一致しました。
 
両親に話しをしました。仕方なくOKという感じでした。
もうとっても嬉しかったです♪
 
両親はお金を持ってないって事は決してなかったけれど(今もです)
ペットショップへ払うお金は妹と私でローンを組みました。
病院代とご飯代は両親が持ち、
私達が結婚して家を出て行った後は両親の所でという事になりました。
毎日の朝晩のお散歩は父、妹、私とで
ローテーションを組むという形になりました。
 
両親との話しがつき、妹と私はいなくなっていないか心配になりながら
さっそく次の日ペットショップに行きました。
 
バロン入れて4匹いたけれどバロンだけ売れ残っていました。笑
オス2匹メス2匹いたのです。
 
妹と私は、いたいた良かったねー!と、とっても嬉しかったです。
 
バロンと他のワンコと違った所。
バロンは尻尾を振って寄ってくるとか
遊んでるということなく
隅っこでじっとボーとしたりのんびり寝てたりでした。
 
結構、長い間ペットショップにいてたけれどずっとそんな感じでした。
 
あまりに元気がないので病気じゃないか店員さんに聞いたほどです。
大丈夫、元気ですよというお返事でした。
 
そんな感じだったので売れ残ってしまったのかと…笑
 
一般的にはやっぱり「おいで」と言ったら元気に尻尾振って来てくれるとか
遊んでるしぐさが可愛いいからってなりますよね。
 
妹と私は元気なワンコよりそんなバロンが可愛かったのです。
 
顔いちばん可愛いくて♪
妹と私、犬の顔は同じタイプだったようです(^-^)
 
ただ、やっぱり体は本当に大丈夫なのかな?元気なのかな?
と不安ではありましたけど。
 
その日に連れて帰ることは出来なくて、後日ペットショップの方が家まで連れて来て下さいました。
バロンが来るまでワクワク楽しみで仕方なかったです。
 
バロンを初めて見た時の両親の驚きようがおもしろかったです。笑
 
母もうビックリでした!
ゴールデンですし赤ちゃんといっても大きいのです。笑
これで赤ちゃん!どれぐらいの大きさになるの!と。笑
 
犬が苦手だったはずの母の最初の言葉「かわいね!この犬なら大丈夫!」でした。笑
 
仕事から帰ってきた父も「かわいいなー!これで赤ちゃんか大きいな!」でした。笑
 
大喜びな父と母でした(^-^)
 
名前は私が「バロンは?」と聞いてみたら「いいね♪」とあっと言う間に決まりました。笑
ちなみに甥っ子も私が名付け親です♪
バロンは男爵っていう意味だと付けた時は知らなくて、
数年後に男爵と知った時はそんなアホなと突っ込んでしまいました。笑
男爵という感じではないバロンでした。
 
バロン家族に本当に愛されていたと思います。
バロンも家族のことが大好きでした。
みんなで楽しい思い出たくさん作りました。
 
妹と私が家を出てからは父と母と一緒に住んでいました。
なのでお手紙は実家に届きました。
 
実家を出たと行っても妹の妹も私の家も実家と近いので
しょっちゅうバロンと会ってました。
 
お手紙を読んで涙が出ました。涙
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11年の年月が経ってからのお手紙。
お手紙ってやっぱりいいですね。
 
バロン、先生や看護師さん達、受付けの方達
皆さんに本当にとってもかわいがってもらっていました。
ありがとうの気持ちでいっぱいです。
 
バロンが亡くなってから11年。
いつの間にかバロンが生きてた年月と同じになってしまいました。
年月が流れるのは本当に早いものです。
 
バロンにはかわいそうなことしてしまったという気持ちがあって。
 
先生と私はかなりショックでした。誤診でした。
 
バロンが亡くなってしばらくしてから病院にお礼に行きました。
 
先生は先生なのに謝られました。
涙を流しながら「ごめんなさい」と深々と頭をさげられながら謝られていました。
 
たった1回のバロンから小さなのサインを私と先生は流してしまったのです。
 
私が先生にバロンの様子を説明したあと先生は一瞬、疑問を持たれたけれど流された、
私はその先生の言葉に対して突っ込まなかったんです。
 
何かあるのかな?と気になったので覚えていて今でもあの瞬間を鮮明に覚えています。

私がその疑問に突っ込んで話をもっと詳しく聞いていたら本当の病気が分かったと思います。
 
血液の癌でした。
 
ずっとヘルニアだと思っていたんです。ヘルニアも持っていたのです。
 
亡くなる前日これはおかしいと妹が気がつきました。
歯茎の色が凄く悪かったそうです。

これは危ないと思い家族に連絡を入れたけれど家族の誰にも連絡が取れず慌てて1人で病院へ行き
説明を受け、手術をするかどうか1人で決め緊急手術をすることになりました。

手術をすると亡くなるかもしれないと説明があったようです。
妹は悩みに悩んで手術することに決めました。
 
仕方なかったとはいえ、1人で決断をさせてしまって
かわいそうな事をしてしまいました。
 
次の日、亡くなりました。
 
妹は手術しなければ良かったと凄く後悔していて今でもずっと後悔していて。
私であっても手術お願いしたよと言っても変わらず今もずっとです。
 
私はどうしてあの時にちゃんと聞かなかったのかとずっと後悔していて。
 
もし分かっていて治療してたとしても亡くなったかもしれない。
でも気がついてあげられなかったことがやっぱり可哀想で申し訳なくて。
 
術後には間に合い、先生からお話しを聞きました。
 
バロンにゴメンねと謝ったけれど謝りきれなくて涙が止まらなくて。
泣きながらゴメンねゴメンねと言ってる私の目をバロンはじっと見てました。
 
目を開けていたバロンの姿を見るのはこの時が最後となりました。
 
少し上を向いて私を見ている目がとってもかわいくて優しくて。
でも悲しそうな寂しそうな目もしていました。
 
バロンにずっと付いていたかったけれど出来なくて。
先生は家に連れて帰ってもいいとおっしゃって下さいました。
肝臓からじわじわ出血してるのでそんなに持たないだろうと。
病院にあずけてしまうともしかしたら死に目に会えないかもしれないと。
 
でも治療がうまくいけば少しは一緒に過ごせるだろうと。
少しの可能性にかけて治療してもらうよう病院にお願いをしました。
 
バロンがんばって!と声をかけ家に帰りました。
 
次の日の朝、病院からすぐ病院に来て下さいと電話が入りました。
妹と母が病院に向かえに行ってくれました。
私も行きたかったけれど次女がまだ小さかったですし
大人数で行っても迷惑と思い私と父は家に残りました。
 
妹、母、先生、看護師さんたち、父と私の為に早く早くと凄く急いでくれたようです。
妹から聞きました。
 
家に帰って来た時のバロンは息がとても荒くてもう駄目だ、お別れだとすぐ分かりました。
バロン!バロン!と声をかけたけれどなんの反応もなくて。
妹と母が病院に着いた時にはもう意識はなくなってたそうです。

車からタンカーで部屋に移動したあとすぐ家族みんなに看取られながら息を引き取りました。
 
家族が揃うまで待っててくれたのね。涙
みんなのことが大好きだったものね。
 
バロン少し小心者な所があったけれど、おとなしくてのんびり穏やかでとっても優しくて、
こうだからこうと分かっていてワンコだけど尊敬出来る所がたくさんありました。
 
いろんな所でみなさんから本当に愛されていました。
 
気がついてあげられなかった、申し訳なかった、かわいそうなことをした、という気持ちだけしかなく
バロンの為に笑顔なんてとても思えませんでした。正反対の位置にいてたと思います。
 
11年たった今、その気持ちに変わりはないけれど、
そんな思いだけのままだとかわいそうと思うようになりました。

ごめんねという気持ちと楽しかったねという気持ちと。
だからバロンのこと思う時、笑顔でもいないとと思うようになりました。
 
そんな今、このお手紙を読めて良かったです。
 
バロンそれでいいんだよね?と問いかけたら、ごめんねなんていいよ、楽しかったねっていう
返事が返ってきているように思います。とっても優しい笑顔と尻尾ブンブンで。
バロンはそういうワンコでした。
 
叶うなら1日でいいからバロンと会って、気がついてあげられなくてごめんね、
と謝ってバロンと思いっきり遊びたいです。
 
そして涙ではなく楽しかったよ、ありがとう、またね!
と笑顔でさようならしたいです。
 
今は虹の橋でワンコ達と楽しく遊んでいるのかな。
もし虹の橋がなくてもまたどこかで会えるよね。
 
その時はまた思いっきり一緒に遊ぼうね。