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映画「八日目の蝉」

 
前から見てみたかった
「八日目の蝉」がテレビで放送されたので見た。
本を読んでから見たかったけれど・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「内容」
 直木賞作家・角田光代のベストセラー小説を、井上真央永作博美主演で映画化。
不倫相手の子供を誘拐した女と、誘拐犯に育てられた女。
ふたりの4年間の逃亡生活と、その後の運命を描いたヒューマンサスペンス。                                                         (アマゾン引用)
 
 
「ストーリー」
今日まで母親だと思っていた人が、自分を誘拐した犯人だった。
1985年に起こったある誘拐事件―。

不実な男を愛し、子を宿すが、母となることが叶わない絶望の中で、
男と妻の間に生まれた赤ん坊を連れ去る女、野々宮希和子と、
その誘拐犯に愛情一杯に4年間育てられた女、秋山恵理菜。
実の両親の元へ戻っても、「ふつう」の生活は望めず、心を閉ざしたまま21歳になった恵理菜は、
ある日、自分が妊娠していることに気づく。
相手は、希和子と同じ、家庭を持つ男だった。
過去と向き合うために、かつて母と慕った希和子と暮らした小豆島へと向かった恵理菜が
そこで見つけたある真実。
そして、恵理菜の下した決断とは・・・?     (アマゾン引用)
 
 
「感想」
 
本・ドラマ・映画があり
映画は時間的に短いからどうかな?
と思って見たけれど素晴らしい映画だった。
 
 
ストーリーが不倫の末、子供ができおろして、
子供が出来なくなって、誘拐するという設定だから
好き嫌いが分かれると思う。
でもそんな事は忘れるくらい他の所で内容が素晴らしい映画だった。
視点が違うというか。
一言で言ってしまうと母性愛の映画だと思う。
 
 
恵理菜(大人になった香)の自分探しと
希和子が香(幼少時代)を連れて
逃亡していた時の暮らしとが、順番に並行して話が進んでいく。
 
 
とても心に残る映画だった
見終わった後涙が止まらなかった。
そのまますぐ寝てしまい、朝目覚めてある言葉を思い出しまた涙。
 
 
女優さんと写真館の方の演技が本当に素晴らしかった。
特に永作博美さんは好きな女優さん。
 
 
 
保存版です。
 
 
この映画ネタバレ無しは難しい。ここからネタバレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
ネタバレ ↓
 
 
 
 
 
 
 
 
子供の恵理菜(幼少期は香)。
4歳までの事なんてずっと覚えてない。
大好きだった和子との悲しい別れを経験し
家に戻ってもあの家庭環境。凄く辛かっただろうな。
 
 
誘拐して子供を4年間育てた母、和子。
理由はともかく子供が欲しくても出来ない体になりとても辛かったと思う。
そんな中赤ちゃんと出会い・・・
香と4年間一緒に過ごす事が出来て、子育ての幸せを味わえて本当に幸せだったと思う。
いつ捕まるか分からない中、1日1日を香だけの事を思い、
楽しく過ごし、大切にして本当に香を愛し可愛がり過ごした。
その姿がとても愛おしかった。
香を可愛がっている姿を見ると簡単に誘拐犯なのに。と思う事は出来なかった。
長い間一緒にいさせてあげたかった。
 
 
横にそれるけれど
実母でも虐待し最後は殺してしまう事もある。
血は繋がっていなくても愛があり楽しく親子として過ごす方が
よっぽどいい。と思った。
 
 
実の親、恵津子。
子供が家に帰ってきて愛しているなら、
そんな言葉や行動をとらなくてもいいのに。と思うけれど
愛しすぎたからこそ、そうなってしまったんだろうと思う。
普通の母親、優しい母親になろうとしても難しい時もある。
自分の不注意で子供がいなくなってしまった事。
4年間、愛しい子供がいなくなった寂しさ。
これを思うと、ぐちゃぐちゃになってしまって
おかしくなってしまうのも分かる。
こんな小さな子供を置いて出かけるなんて。とは思ったけれど、
今回はたまたま産まれてすぐだったけれど、
長い子育ての期間、完璧に子育てするなんて出来ない。
責める事なんて出来ないと思った。
 
 
二つの話が交じり合った最後、絵里奈が忘れていた事を思い出し、
自分を苦しめた犯人だけれどとても愛されていた事が分かった。
沢山愛してくれた楽しかった時間を思い出して、受け入れられたんだろうと思う。
もしかしたら、最初から受け入れてたけれど自分で気付かなかったのかもしれない。
そしてその愛を次の命へ繋げて行こうと思う。
そして自分の本当の気持ちに気づき
長い間の辛い気持ちと決別出来て本当に良かった。
 
 
絵里奈の最後の心からの溢れる言葉にもう涙涙涙
 
 
話はプツリといきなり終わってしまうけれど、それがいい。
この映画の好きな所だと思う。
 
 
和子が捕まった時の言葉。
子供に「忘れないでね。」というような言葉ではなかった。
 
 
和子は香に話たのではなく、警察の人に叫んだ。
 
「ちょっと待って。その子はまだご飯を食べていません」
 
そして小さな声で「よろしくお願いします。」と頭を下げた。
 
 
一番の名シーンはここだった。
もう涙涙涙
 
 
後、写真館で写真を撮るシーンも涙
小池栄子さん演じるマロンとのやり取りも良かった。
 
 
本当に素晴らしい映画だった。
 
 
小豆島に行ってみたいな