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幻夜 東野圭吾

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幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!
阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。
男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。
だが彼女にも恐るべき秘密が。名作「白夜行」の興奮が再び!(アマゾン引用)

(感想)
本書は白夜行を読んでから読んだ方が絶対良い!
ネットで調べたら東野さんは続編という形にはしたくなかった。
とおっしゃってるのを見ると別物なのだと思うし、
でも読者の判断にまかせます。や、「幻夜」は「白夜行」の第二部だが、
そのつながりは巧妙に隠されている。
だからまったくの別作品だといっても差し支えないが、
読者に対してはいくつかのヒントが呈示されている。
とあとがきに書いてあった。というのを見ると、続編だと思うし、
いったいどうなのよ?と言う感じ・・・

でも同じ作者が同じような設定で同じ様なアイテムを使って書く事って
無いと思うしやっぱり続編なのかな?と思った。

スカーレットの話が出てくるけれど
風と共に去りぬ」のファンとしては実冬はスカーレットのような女性とは
まったく思わないので同じにして欲しくはない。
強い女性や自分の道は自分で切り開いていく女性を読みたいのなら
絶対「風と共に去りぬ」を読んだ方が絶対良い。
スカーレットにはタラがあり愛を感じるが、本書にはそれがまったくない。
ただ自分勝手に周りを利用して切り開いて行くだけの話。


ここからネタばれ










続編として読むなら、雪穂の後の話となるので
太陽が無くなり雪穂は真っ暗闇の中を生きている事になる。
そうなると美冬のあの冷たさも理解出来るし過去を消したい気持ちも分かる。
亮司の事を愛していたと思うので雅也はコマに過ぎなかったんだろうね(悲)
続編として読む方が私にはしっくりいった。

単独として読むなら、いったい美冬が美冬になる前はいったい何をしていて
何故過去を消したかったのか分からないし、話の奥行きが無くなると思う。
白夜行あっての幻夜という気がする。

ただまったく違う話と考えるなら、
雪穂と美冬の違いを見比べるのは面白いかも。
同じように人を利用してのし上がって行く女性だとしても
全然違うタイプの人物だと思ったから。
勝手な想像だけれども・・・