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守人シリーズ⑦ 天と地の守り人 第一部

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(著)上橋 菜穂子

(内容)
行方不明の新ヨゴ皇国皇太子チャグムを救出すべく、女用心棒バルサはひとり、ロタ王国へとむかう…。
精霊の守り人」にはじまった壮大な物語の最終章、3部作の第1弾。 (アマゾン引用)
 
(感想)
二つに分かれていた物語が一つにまとまりました。
このお話を読む前に「蒼路の旅人」を読んだ方が絶対良いです。

お話の重要な登場人物が出揃ったんじゃないでしょうか。
新ヨゴ・タルシュ・ロタ・カンバル・サンガル。
それぞれの国のそれぞれの登場人物の思い考えがあり、
その考えが、争い事へと変化していく。
現代社会を見ているようだと思った。

そしてそれをどうにかしようと、色々考え頑張ってる人間がいる。
チャグムは頑張っても頑張ってもその思いが報われない。
しかしチャグムに関わる人間は皆チャグムの人柄に惹かれ
自分の国の事も含めてチャグムの為に何かをしようとしている。

このような愛が回りまわった時、平和な世界が訪れるのだと思う。
でもそれは、現実社会では難しいのかもしれない。。。
是非大人に読んでもらいたい物語だと感じました。

ロタ王がバルサに話した言葉

「国が敵の牙に食い荒らされようとしている時、
 王は誰よりも冷徹でなければならぬ。
 翼の下にある者を守る鷹のように、
 ためらわずに敵をたおし必要とあらば
 見方の命を犠牲にする決断もせねばならぬ」

チャグムは、そういう人間ではない。
同盟に成功したとしても、タルシュとは戦わなければならないから、
いずれこのように決心しなければならない時が来るのでしょう。
国民の事を考え、同盟を成功させようとすると、同盟に反対の父(帝)を密かに
暗殺しなければならなくなるし・・・

ヒョウゴがバルサに話す。
「あの方にはしあわせになってほしい。
 だけど、きっと、もう、あの方自身そういう暮らしを夢みてはおられないんじゃないかな」
どんどん為政者として大人になっていくチャグム  
先が暗い道の中、どのようにお話が進んでいくのか、とても気になります。