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守り人シリーズ5 神の守人(来訪編・帰還編)

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(著)上橋 菜穂子

(来訪編)

秋ごとの「ヨゴの草市」に行くタンダにつきあって、ロタ王国との国境に近い宿場町を訪れたバルサは、
そこで人買いに連れられた兄妹に出会う。彼らはロタでは忌み嫌われる〈タルの民〉の子供だった。
偶然にもバルサたちと同じ宿に泊まった人買いたちは、目に見えぬ何者かにのどを切り裂かれて死に、
兄チキサもバルサも傷を負うが、妹アスラは無傷で気絶していた。さらに宿で火事が起こり、バルサ
さらわれかけたアスラを救うが、タンダとチキサはとらわれる。兄妹を追っているのは、タンダの知り合いでロタの呪術師スファルとその娘シハナだった。はるか昔、タルの民の娘が、血を好む残酷な鬼神タルハマヤを宿してサーダ・タルハマヤとなり、全ロタ人を恐怖の圧政で支配したこと、そして幾百年を経た今、その恐ろしき神が少女アスラを通り道としてつかのま現われたことを、スファルはタンダに語る。
ゆえにアスラは消されねばならないのだと。だがサーダ・タルハマヤの再臨を望む者たちもまた、
ロタ王国に網をめぐらしていた。(ウィキペディア百科事典引用)


(感想)
登場人物のそれぞれ立場、思い、陰謀が交差しています。
アスラはどうなってしまうのか。神の子か災いの子か?
ロタの国は、北と南、手を取り合って上手くやって行く事が出来るようになるのか?
続きが気になります。
登場人物の1人マーサの行動、凄く良いです。
特に最後アスラに未来をあげる所は、鳥肌たちウルウルしてしまいました。


(帰還編)

アスラは自らの力にめざめ、サーダ・タルハマヤ“神とひとつになりし者”としておそろしい力を
発揮しはじめる。それは、人の子としてのアスラの崩壊を意味していた…
はたして、バルサたちはアスラを救うことができるのだろうか。 (アマソン引用)

(感想)
読み始めて、一気に読んでしまいました。う~ん。ちょっと不完全燃焼。
ロタ国の事、アスラの事、すっきりしないまま終わってしまいました。
神の守り人は終わったけれど、まだ続きがあるので、結びついて行くのかな?
とも考えられるけど・・・
「虚空の旅人」でチャグムがサンガル国に行っている間に
バルサとタンダはロタ国にいる。同時進行で物語が進んでいってたんですね。

この物語を読み終えた時、親として人間として色々考えさせられました。
この本の内容と同じ事が、現実社会でも多々起こっています。
そのような事まで考えさせられる物語を書かれた上橋さんの表現力と物語の構成
素晴らしいと思いました。
戦争や親子関係や他にも色々な問題の事を考えました。。。
特に、シハナがアスラを神にしようと考えた所は少年兵・・・
アスラの母親がアスラを神にしようと考えた所は英才教育の事を
考えさせられました。
ついつい大人は自分の価値観を子供に押し付けたり
夢を託してしまいがちですよね。反省です。

今回も色々心に残る言葉がある中で
「人に槍をむけたとき、おまえは、自分の魂にも槍をむけているんだよ。」
「命あるものを、好き勝手に殺せる神になることが、幸せだとは、私には思えないよ。
そんな神が、この世を幸せにするとも、思えない。」
という言葉が特に心に残りました。